千里の道も一歩から!

新米ジャニオタ(?)な管理人のゆる~い感想ブログです。KinKiとV6が大好き!!

チョコレートドーナッツ(映画) 感想

f:id:sizimix:20191028154604p:plainあらすじ(ネタバレ有)

 1979年のカリフォルニア。歌手を夢見ながら、ショーパブでパフォーマーとして日銭を稼ぎ暮らすルディは、客として訪れた検事局のポールと心を通わせ合い、交際を始める。
 そんな折、ルディはアパートの隣の部屋に住むダウン症の少年マルコが、危険薬物を所持し逮捕された母親のために、施設へと隔離された事実を知る。繰り返されるマルコの脱走に心を痛めたルディは、ポールを説き伏せてマルコを引き取りともに暮らそうと提案する。同性愛の恋人同士であることを伏せ、法的手続きによりマルコの監護者となった二人は、本当の両親のようにマルコに愛情を注ぎ、三人で幸せな日々を送る。
 だが周りの反応は冷淡であり、彼らをパーティに招いたポールの上司との衝突で事態は一気に悪化し、ふたりはマルコの養育者と認められず裁判沙汰となる。弁護士の奮闘もむなしく、ルディとポールはマルコとの関係を引き裂かれる。そしてふたたびの脱走を試みたマルコが放浪のあげく悲惨な運命をたどったことをルディは知る。
 歌手として認められたルディは、愛する者たちとのつながりを引き裂かれた怒りと悲しみとをマイクに叩きつけてゆく(※引用-Wikipedia)

 

評価

 ストーリー:☆

 感動:

 ラストの辛さ:

 

感想

 いやハッピーエンドじゃないんかーーいッ!!!!

 差別や偏見を乗り越えて本物の愛が勝つ話だと思ってたよ!
 途中ちょっと雲行きが怪しいなって思ったけど、映画だし幸せになれるって信じてたよ! なのに……(泣

 マルコ(ダウン症の男の子)役の子すっげーリアルだなぁ~って思ってたら、本当にダウン症の子だったんだですね。障がい者向けの演技やダンスを学べる学校があって、そこで勉強してこの映画のオーディションを受けたそうです。なにそれ無茶苦茶スゴイやないか(尊敬)

 

 ルディ姉さんが超カッコ良くてええ女だった(※男だけど)

 行動や言動が損得じゃなくて心があって、本当にマルコの親になろうとする姿がすっごく良かった。感動した。

 

 綺麗ごとじゃどうにもならない。でも情のない裁判は”なに”を救うんだろう?

 結果として法は二人からマルコを奪い、マルコは薬物中毒の母親の元へ返されました。

 でも母親は面倒なんて見る訳なくて、マルコは帰りたかった家(※ルディとポールと過ごした場所)を求め夜の街をさ迷います。

 本来なら一人で外出も出来ないマルコは当然二人の元へ行くことは出来ず、一人橋の下で死んでしまいます。
 

 その事実をポールは裁判に関わったすべての人間に文章で伝えました。

 でも遅いじゃないですか。そんなの。今更「悪かった」なんて謝られてもマルコは帰ってこないんですよ。最後やりきれない想いを抱えながら歌うルディの姿が痛々しくて苦しかったです。
 

 同性愛や障がい者への差別問題に一石投ずるにはこれくらいの犠牲が必要なんですかね……。個人的には三人仲良く幸せに暮らして欲しかった(´;ω;`)